気楽に生きよう!

うつ病、野球、エンタメ 色々喋るよ

映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」感想

f:id:nuruta:20170312021307j:plain
映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の感想です。
ネタバレを含みます。

見て来ました

TVシリーズから楽しんでいた「コンフィデンスマンJP」。
待望の劇場版が公開されましたので、見てきました。
ネタバレありの感想になりますのでご留意ください。

感想

コンゲームを「この作品はコンゲームです」と予め宣言されてしまうと、大抵は驚けないんですよね。
真相を見抜けずに騙されてはしても、驚けはしないのです。
何故かと言えば、身構えてしまうから。
何だってそうですけれど、虚を突かれるから人間って驚くのであって、分かってると驚きも半減しますよね。

だから思うんですよ。
「ラスト5分、あなたはきっと騙される」とか。
「驚愕のストーリー」とか宣伝文句に入れちゃう系って、逆に自分の首絞めてない?って。

酷いのになると、「この叙述トリック、貴方は見抜けるか?」とかありますからね。
叙述トリックが仕掛けてあるって一番ばらしちゃダメでしょみたいな。

そんな訳で、TVシリーズの頃から「すべてに疑ってかかる」という嫌な客視点で視聴していました。
そうすると「面白かったかどうかの観点」が「騙されたかどうか」じゃなくて、「騙しの方法が面白いかどうか」に行きました。
そこまでするか~っていう系が特に僕の好みのようです。

だから第1話の「ゴッドファーザー編」の偽空港でっちあげちゃったとか最高に愉快でした。
湧くほどのお金が無いと出来ないある種の力技で、「コンゲーム」=「頭脳を使った騙しあい」という己の中の小さな定義をぶっ壊された気持ちでした。

前置きが長くなりましたけれど、このような観点で映画も見たわけですけれど…。
うん。
面白かった。
映画ならではのスケール感をしっかりと騙しに活かしていて、大満足。

モナコが裏切り者であること。
ラン・リウの元夫(名前失念)が偽物であること。
ここまでは想像できてました。
(元夫がリチャードだとは考えてもなかったけどw)

でも、ラン・リウ自身が偽物だったとは(笑
彼女が警官連れてヘリポートに現れる瞬間まで想像できてませんでしたよ。
あの瞬間、「そういうことか!!」と勝手に納得出来て、以降はニヤニヤ。

実在(って作中に於いてのね)の氷姫に成りすましてしまうとは!!

これはあれでしょ。
競馬場のシーンで、ジャッキーチェンの偽物さんを出していたのが伏線なのですね。
割とマジで「本物!?」と、前のめりになってしまいましたよ、あのシーン(笑
というのも、あの直前に「どうせ香港を舞台にして、映画なんだから、香港の俳優をゲストで出せばいいのに。ジャッキーチェン(彼しか知らないw)とか」ってマジで考えていたんですよね。
そしたら、あれでしょ。
この映画で一番騙された箇所でしたね。


スタッフの意図しないところで勝手に騙された僕のアホな体験談は置いといて、それにしても愉快でした。
ああ面白かったです。

終わりに

純粋に最も騙されたということであれば、今夜のTVSP「運勢編」。
1から10まで完璧に騙されてしまった。
何一つ見抜けませんでした。
シナリオの完成度で言えば、シリーズでも最高傑作だったんじゃないかな。

じゃあ、映画とSPのシナリオが逆の方が良かったんじゃないかと思われた方もいるかもですけれど。
僕はそうは思えなかった。

TVSPは確かに完成度の高い「騙し」に特化したシナリオでしたが、こじんまりと纏まっていた。(だからこそ「完成度」が高いとも言えるのですが)
映画はスケール感に弄ばれてる感がややあって、散漫気味ですけれど、大技を使って魅せてくれました。

どっちが優れてるとかというより、見せ方の違いかな。
TVSPがマジックショーで、映画がサーカスみたいなイメージ。
映画のでっかいスクリーンで見るならば、マジックショーよりかは、サーカスが良いなという個人的な趣味ですね。


それにしても五十嵐(笑
ガチで逮捕されてて笑ったwww
どうやって出て来たんだろw