気楽に生きよう!

うつ病、野球、エンタメ 色々喋るよ

うつ病で退職しても、失業手当を貰う方法まとめ

f:id:nuruta:20170312014654j:plain

はじめに

うつ病って嫌な病気です。
症状には様々なものがあり、肉体に関係する症状もあるものの、それでも「働ける体」があるのに「働けない心」の為に、就業できないというもやもやした状態が続きます。
僕の場合、精神的な症状が主で、「憂鬱」、「意欲の低下」、「睡眠異常」、「希死念慮」(死にたいなという気分になる)が出ていました。
症状は大分改善して、今では睡眠異常があるくらいです。
あ。性欲ありません(笑

最も辛かったのは抑うつですね。
ここから希死念慮が発生したりと負の連鎖でした。

そんな不安を煽るのが、働けない事に因る生活費の問題。
今回は、うつとお金について纏めてみます。
簡単に纏めているところが見当たらなかったので、体験談として書いていきますね。

3つのお金の貰い方

うつ病の人が最終的に辿り着くお金の貰い方としては、3通りあります。
1つは、傷病手当金。
会社の健康保険に加入し、被加入期間が1年以上の場合、最大1年半支給されます。
僕は今回これには該当しませんでしたので、申請出来ませんでした。
enrique5581.net
2つ目は障害年金。
僕も色々調べましたが、一番支給されにくいお金ですね。
条件がかなり厳しく、うつ病ではなかなか貰えないと思っていて間違いないかと。

そして最後3つ目が、今回纏めるハローワークで支給される失業手当です。

1.失業条件をクリアする

前提として、半年以上会社に務めて下さい。
失業手当は、失業者全員が必ず貰える制度ではありません。
どんな手を使ってでも、半年以上会社に残っている必要があります。

それは難しいという場合、「合算」という手も使えます。
僕は今回これを採用しました。

健康な時にA社で2年務めるも退社。
失業保険を貰わずにB社へ。
しかし、B社に就業して1カ月でうつ病に(実話)。止む無く2ヶ月で自己都合で退社。
またしても失業保険は貰わず、C社にアルバイトとして入るも、うつが酷く7カ月で自己都合で退社。

これが僕の包み隠さない経歴の一部です。
今回は、C社の離職票のみで申請しましたが、それだと支給できないと言われました。
そこで、A社とB社の離職票を再発行するようにアドバイスを頂きました。
A社とB社退職時に、失業手当を貰っていなかったので、3社分を合算出来たようです。

これで、支給の条件をクリアした僕は、次に、「うつ病であることの証明」をハローワークにしました。

2.うつ病であることを申請する

ハローワークで「うつ病で退社しました」と素直に告げると、1枚の用紙を貰えます。
それを掛かりつけのお医者様に書いて頂きましょう。
「退社時にうつ病で就業できない状態にあり」、かつ、「現在は、就業できるまで恢復した」という複雑怪奇な条件で書いてもらいます。
選択式なので、予め〇をして欲しい項目に鉛筆で〇をして、「この通りで清書をお願いします」と頼みましょう。
余程状態が悪く無ければ、書いてくれるはずです。

これをハローワークに提出します。
すると、「特定理由離職者」という扱いになります。

自己都合退社の場合、通常は、3か月の給付制限期間があります。
簡単に言えば、申請から3か月以上無給の状態が続くということです。
しかし、「特定理由離職者」は、この制限を無くせます。

申請してから1か月後には、失業手当の支給が開始されます。

「特定理由離職者」のメリット

1カ月の間にハローワークに通う回数が3回から2回になる…とか。
3か月の給付制限期間が無くなる…とか。
メリットは色々あって、どれも大助かりなのですが、最大のメリットは、支給日数が大幅に増えることでしょうか。

僕が、最初に失業手当を貰ったのは、10年以上昔になります。
新卒で入った会社がブラック企業で、入って2年半後に社長の脱税で倒産(当時ニュースになったwww)。
倒産するだろう予兆を肌で感じた僕は、一足先にブラック企業から脱出。
自己都合で辞めたのですが、当時の支給日数は90日でした。

支給日数は年齢や勤続年数で変わってきます。
なので、一概には言えないのですが、僕の場合、当時の3倍以上の給付日数になりました。

えと。
45歳未満は300日。
45歳以上は360日支給されます。

ビバ、10か月。

最初知った時、嬉しさで目ん玉飛び出そうになりました。
所詮90日だろと高を括ってたもので。

正直助かってます。
C社では平均収入7~8万円程度。
休みまくっていたので、10万切っていました。

B社では13万位。
A社では15万位。

これが、今では働いてないのに、月13万円以上振り込まれているのですから大助かりです。

お金の不安は少しは緩和できる

社会は厳しいです。
うつ病患者にとって、10か月や1年なんてあっという間かもしれません。

完治しない病気とも言われ、一生付き合っていかなければならない病気。
働けるまで恢復するのにでも、1年以内であれば良い方でしょう。

だから、お金の不安を完全に払しょくできるわけではありません。
然しながら、多少の解消にはなるんじゃないでしょうか。

少し前の僕と同様に、お金の不安で身動きが取れない人の少しでも不安を解消できたらば幸いです。
乱文・拙文失礼しました。