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うつ病闘病記 第1話 「発症」

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うつ闘病についての連載企画です。

ブラック企業

新卒で入社した某IT企業。
そう。
10年ほど前の当時は僕も新人サラリーマンでありました。

プログラマーです。
仕事は楽しくてしかたなかったのですが、そこは最悪なブラック企業でした。

追い出し部屋を作っては、何かと理由を付けて社員を首にしていく。
当然「自主退社」を促すべく圧迫面接を繰り返して、精神的に追い込む訳です。
大抵の人間は折れ、1人、また1人と同期が辞めていきました。

そんな折、給料遅配が発生。
ただでさえボーナス無しだったのに、遂には給料支給すら満足にされなくなったのです。

これが精神的に限界突破したのでしょう。
遂に熱を出してぶっ倒れました。

激しい眩暈、急な嘔吐、下がらない熱。

病院に行っても原因は分からず、今にして思えば、心からの緊急警報だったのかもしれません。


これ以上この会社にいたら、完全につぶれてしまう。

そう確信した僕は、すぐさま辞表を提出。
僅か入社後1年10か月のことでした。

辞めてからは、眩暈も無くなり、熱も収まり、やはり精神的なものだったのだと実感しました。
この時に精神科を受診していたらば、良かったのかもですが…。

発症

それから時が経って、つい数か月前のこと。
転職に成功した僕を再び「病魔」が襲います。

極度の不安障害。
なにをしていても不安が取れず、恐怖に駆られる。

仕事して行けるのかどうか不安になるのです。

段々家で泣くようになりました。
辛くて辛くて、涙が止まらない。

IT業界とは無縁の企業にも拘らず、それまで働けていたにも拘らず、唐突に変になってしまったのです。

何故そんなにも辛いのか分かりませんが、「滅茶苦茶忙しい」というのを聞いていたのが理由だったのかもしれません。
自分でもハッキリとしたところが分からなかったんです。

1つだけはっきりしてるのは、ブラック企業時代の嫌な記憶がフラッシュバックしてきた事です。
癒えた筈の…癒えたと思い込んでいた傷がぱっくりと開いたのかもしれません。


入社から僅か1ヶ月。
遂に我慢できなくなり、精神科のドアを叩きました。

診断は「うつ病」。
薬を貰って、現在も通院しています。

心の風邪

心の風邪とも言われるうつ病。
なにかおかしいなと思ったら、怖がらずに早めの受診をして下さい。

決してネットの情報だけで、判断を下さない様にして欲しいです。
僕も、自己判断は下すべきでは無いなと思いましたもの。

受診前に散々ネットで調べて、診断テストもやって。
うつ病では無いな、別の病気だろう…と思っていたら、間違っていましたからね。

勿論医者の診断が正しいとは今でも思ってません。
本人の訴えと心理テストだけで判断されるので、医者が違えば全く違う診断を下されることでしょう。


けれど、素人が浅い知識で下した判断より正しいことは間違いありません。
酷くなる前に一度精神科を受診する事をお勧めします。

次回予告

第2話はどうしましょう。
最も苦しんだ…現在進行形で苦しんでいる薬の副作用について書いてみたいです。